セッションの記録
シミュレーション用のデータを提供する方法の 1 つは、MR セッションの記録を再生することです。現在サポートされているセッションの記録のタイプは、合成環境 のウォークスルーと、フェイストラッキング 用動画です。
合成環境のウォークスルーは、シミュレーションが Synthetic モードのときに再生できます。他のすべての記録は、シミュレーションが Recorded モードのときに再生できます。詳細については、MARS Panel と Device View に関するドキュメントを参照してください。
記録の作成
合成環境の記録
アクティブなシミュレーションがある場合、Device View から合成環境のウォークスルーを記録できます。詳細については、Device View に関するドキュメントを参照してください。
動画の記録
動画クリップを使用してセッションの記録を作成するには、Project ウィンドウ で動画クリップを右クリックし、Create > MARS > Session Recording from Video Clip の順に選択します。作成された Timeline アセットには、動画クリップを参照する Timeline クリップが設定された MARS Video Playable Track が含まれます。
セッションの記録の構造
セッションの記録は、その記録に含まれるデータのタイプに応じて、Session Recording Info オブジェクトと多数の Data Recording オブジェクトを含む Timeline アセットで構成されます。
記録情報には、合成環境プレハブのリストが含まれています。シミュレーション環境で使用できる記録のセットは、このリストにその環境が含まれた記録で構成されます。通常、シミュレーションからセッションを記録すると、現在の環境への参照が自動的に保存されるため、このリストを変更する必要はありません。記録の適用先となる他の環境を追加することもできます。
セッションの記録に Data Recording オブジェクトが含まれている場合は、このオブジェクトにより再生中の Unity MARS のライフサイクルが制御されます。動画のみを含む記録には Data Recording オブジェクトが含まれないため、Unity MARS のライフサイクルは制御されません。記録でこの制御が行われる場合、その再生時間は MARS Time と 1:1 でマップされます。再生中に Timeline ウィンドウから時間を変更すると、シミュレーションのステータスが "Out of Sync" に変わります。時間のスクラブの詳細については、MARS Panel に関するドキュメントを参照してください。