Version: 2020.3
C# スクリプトでバインディングパスを使ってバインドする
UXML と C# スクリプトを使ったバインディング

バインディングパスなしでバインドする

バージョン: 2021.3 以降

バインディングパスを使う代わりに BindProperty() を呼び出して、要素を SerializedProperty オブジェクトに直接バインドすることができます。この例は BindProperty() を使ってバインドする方法を紹介します。

例の概要

この例ではカスタムエディターウィンドウを作成して、ゲームオブジェクトの名前を変更します。

この例で作成するすべてのファイルは、GitHub リポジトリ にあります。

要件

このガイドは、Unity エディター、UI Toolkit、および C# スクリプトに精通している開発者を対象としています。始める前に、以下をよく理解してください。

BindProperty() を使ってバインドする

C# で、TextField を持つカスタムのエディターウィンドウを作成します。ゲームオブジェクトの name プロパティを検索し、BindProperty() メソッドを使用してプロパティに直接バインドします。

  1. Project ウィンドウに、bind-without-binding-path という名前のフォルダーを作成し、ファイルを保存してください。

  2. bind-without-binding-path フォルダー内に、Editor という名前のフォルダーを作成します。

  3. Editor フォルダーに、SimpleBindingPropertyExample.cs という名の C# スクリプトを作成し、そのコンテンツを以下と置き換えます。

    using UnityEditor;
    using UnityEngine;
    using UnityEditor.UIElements;
    using UnityEngine.UIElements;
    
    namespace UIToolkitExamples
    {
        public class SimpleBindingPropertyExample : EditorWindow
        {
            TextField m_ObjectNameBinding;
    
            [MenuItem("Window/UIToolkitExamples/Simple Binding Property Example")]
            public static void ShowDefaultWindow()
            {
                var wnd = GetWindow<SimpleBindingPropertyExample>();
                wnd.titleContent = new GUIContent("Simple Binding Property");
            }
            
            public void CreateGUI()
            {
                m_ObjectNameBinding = new TextField("Object Name Binding");
                rootVisualElement.Add(m_ObjectNameBinding);
                OnSelectionChange();
            }
    
            public void OnSelectionChange()
            {
                GameObject selectedObject = Selection.activeObject as GameObject;
                if (selectedObject != null)
                {
                    // Create the SerializedObject from the current selection
                    SerializedObject so = new SerializedObject(selectedObject);
    
                    // Note: the "name" property of a GameObject is actually named "m_Name" in serialization.
                    SerializedProperty property = so.FindProperty("m_Name");
                    // Bind the property to the field directly
                    m_ObjectNameBinding.BindProperty(property);
                }
                else
                {
                    // Unbind any binding from the field
                    m_ObjectNameBinding.Unbind();
                }
            }
        }
    }
    

バインディングのテスト

  1. Unity で Window > UIToolkitExamples > Simple Binding Property Example を選択します。カスタムエディターウィンドウが開き、テキストフィールドが表示されます。
  2. シーン内のゲームオブジェクトを選択します。ゲームオブジェクトの名前は、エディターウィンドウのテキストフィールドに表示されます。テキストフィールドでゲームオブジェクトの名前を変更すると、ゲームオブジェクトの名前も変更されます。

その他の参考資料

C# スクリプトでバインディングパスを使ってバインドする
UXML と C# スクリプトを使ったバインディング
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