Tilemap (タイルマップ) コンポーネントは 2D のレベルを作成するための タイルアセット を格納し処理するシステムです。Tilemap コンポーネントは、そこに保存されたタイルの必要な情報を、Tilemap Renderer や Tilemap Collider 2D などの他の関連コンポーネントに転送します。
このコンポーネントを Grid (グリッド) コンポーネント、または親 Grid ゲームオブジェクトとともに使用して、関連するグリッド上にタイルをレイアウトします。タイルマップを作成 (GameObject > 2D Object > Tilemap) すると、Unity は自動的に Grid ゲームオブジェクトを作成し、それを子の Tilemap ゲームオブジェクトの親に設定します。
タイルマップのタイルを変更して配置するには、Tile Palette (タイルパレット) (Window> 2D> Tile Palette) を開きます。詳細は、タイルパレットと タイルマップのペイント に関するドキュメントを参照してください。
プロパティ | 機能 |
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Animation Frame Rate | Unity がタイルアニメーションを再生するレート。これを増減すると、速度が該当する係数に応じて変更されます (例えば、これを 2 に設定すると、Unity は 2 倍の速度でタイルアニメーションを再生します)。 |
Color | このタイルマップのタイルに選択した色を適用します。白に設定すると、Unity はタイルに色をつけずに描画します。 |
Tile Anchor | タイルマップ上のタイルのアンカーオフセット。位置の値を調整して、関連付けられたグリッド上のタイルのセル位置をずらします。 |
Orientation | タイルマップのタイルの向き。特定の平面 (特に 3D ビュー) でタイルの向きを調整する必要がある場合に使用します。 |
XY | XY 平面上でタイルの向きを決定します。 |
XZ | XZ 平面上でタイルの向きを決定します。 |
YX | YX 平面上でタイルの向きを決定します。 |
YZ | YZ 平面上でタイルの向きを決定します。 |
ZX | ZX 平面上でタイルの向きを決定します。 |
ZY | ZY 平面上でタイルの向きを決定します。 |
Custom | 以下のパラメーターで設定されたカスタムの向きの行列の設定に基づいてタイルを配置します。このオプションを選択すると以下のパラメーターが編集可能になります。 |
Position | 現在の向きの行列の位置オフセットを表示します。 このプロパティは、Tilemap の Orientation がカスタムに設定されている場合にのみ編集できます。 |
Rotation | 現在の向きの行列の回転オフセットを表示します。 このプロパティは、Tilemap の Orientation がカスタムに設定されている場合にのみ編集できます。 |
Scale | 現在の向きの行列のスケールオフセットを表示します。 このプロパティは、Tilemap の Orientation がカスタムに設定されている場合にのみ編集できます。 |
以下は、タイルマップ の作成とペイントの一般的なワークフローです。
Unity は、Hexagonal や Isometric タイルマップなど、特殊なタイプのタイルマップもサポートしています。具体的なワークフローについてはそれぞれのページのドキュメントを参照してください。
GitHub の 2D Extras からサンプルとして使用できる Tile と Brush をダウンロードできます。これらの GameObject を使ったサンプルプロジェクトは 2D Techdemos の Github リポジトリにあります。さまざまなスクリプトと使用法の説明については、各リポジトリの README.md を参照してください。