Vuforia プラットフォームの環境設定

ここでは、Unity を利用した Vuforia の AR/MR アプリケーションの開発に影響する重要な XR プラットフォーム設定に関して説明します。

以下は、Vuforia の Unity インテグレーションで使用される重要な XR Settings です。これらにアクセスするには、Player 設定を開き (Edit > Project Settings の順に移動し、Player を選択)、ビルドするデバイスのタブを選択します。

• Vuforia Augmented Reality Supported: アプリケーションの Vuforia AR サポートを有効にします

• Virtual Reality SDKs: Vuforia 機能と VR アプリケーションのインテグレーションが可能になります。このメニューは、Virtual Reality Supported チェックボックスをチェックすると表示されます。

Vuforia は以下の XR SDK をサポートします。

• Google VR SDK を使った Google Cardboard

• Google VR SDK を使った Google Daydream

• Windows 10 SDK を使った Microsoft HoloLens

• Vuforia SDK

Vuforia VR SDK (Virtual Reality SDKs のリスト内) は、外部依存関係のないスタンドアロンの VR 設定です。ステレオレンダリング、歪み補正、頭と手のトラッキング (Tango では位置トラッキングが可能)、さまざまな VR ヘッドウェアのパラメーターを定義するためのビューアープロファイルのサポートを提供します。

ステレオレンダリング方法

ステレオレンダリングは、Vuforia VR SDK を使用する場合にのみ関係します。Android、iOS、Windows Mixed Reality デバイスは、マルチパスインスタンシング、シングルパスインスタンシング、非インスタンシングをサポートします。

Vuforia AR を別の VR SDK で使用する場合、ステレオレンダリングのサポートは使用する Virtual Reality SDK によって決まります。

サポートされるグラフィックス API

推奨: Unity の Player 設定 (Edit > Project Settings の順に移動して Player カテゴリを選択) でビルドするデバイスのタブを選択し、Other Settings パネルを開き、Use Auto Graphics API を有効にします。

サポートされる機能

Vuforia は、AR/MR アプリケーションの開発を支援する多くの機能を提供します。

以下の表は、これらの機能とそれをサポートする OS とデバイスの種類を示しています。

* 6 DoF のトラッキングは Tango デバイスと HoloLens デバイスで可能です。

** モデルターゲットは Vuforia Early Access Program を通して可能で、Unity 2017.3 で公開されています。