Unity Cloud Build で Addressable を使用する

Addressable Assets は一意のアドレスを持つアセットで、どこからでも呼び出すことができます。

要件

Cloud Build で Addressable Assets をビルドする前に、以下を行う必要があります。

• ローカルで Addressable を使用するために以下のようにプロジェクトを変換します。
• Addressables パッケージ をインストールします
• アセットを Addressable (アドレス可能) に設定
• 選択したバージョン管理システム (VCS) に更新したプロジェクトをコミットします。

Cloud Build で Addressable をビルドする前に、ローカルで使用に慣れることをお勧めします。

ビルドターゲットの設定

1. Cloud Build ダッシュボードから、プロジェクトのビルドターゲットの Config ページに移動します。
2. Addressable のビルドターゲット上で、Addressable Assets Options メニューを展開します。
3. Edit Addressable Asset Options をクリックします。

新しい Cloud Build プロジェクトから始める場合は、最初に新しい Build Target を作成する必要があります。

Addressables Options ページには、Addressable ビルドプロセスの動作を設定するプロパティが含まれています。各プロパティはツールチップでより詳細に説明されています。

新しい Addressable ビルドの実行

新しい Addressable ビルドを作成するには、以下の手順を行います。

1. Edit Addressables Asset Options をクリックします。
2. Build Addressables を有効にします。
3. ターゲットの設定を保存します。
4. ターゲットをビルドします。

コンテンツ更新ビルドの実行

コンテンツの更新ビルドは、以前に構築されたプレイヤーを新しいアドレス可能なコンテンツで更新します。

既存のプレイヤーを更新するには、更新ビルドに Content State ファイルが必要です。これにより、更新ビルドのコンテンツを既存のプレイヤーにリンクします。Content State ファイルは、新しい Addressable ビルド を行うときに生成されます。

以前にビルドしたプレイヤーを新しい Addressable アセットで更新するには、以下を行います。

1. Edit Addressables Asset Options をクリックします。
2. Build Addressables と Content Update Build を有効にします。
3. Content Only Build を有効にします (別のプレイヤーを作成する場合を除く)。
4. Content State Location Method を設定して、CloudBuild が Content State ファイルを取得する方法を定義します。
   Cloud Build は次の方法でこのファイルを取得できます。
   • ソース コントロールからの場合は、パスを指定する必要があります。
   • 以前に Addressable を正常にビルドした既存のビルドターゲットからの場合、ターゲットを指定する必要があります。

Cloud Build は、選択したビルドターゲットによって生成された最新の Content State ファイルを自動的に使用します。

ビルドの開始

ビルドターゲットを設定したら、新しい Addressable のビルドを開始します。

1. ダッシュボードの Build History ページに移動します。
2. Addressable を設定したターゲットをビルドします。

新しいビルドが正常に完了したら、ビルドのためのその他のメニュー (⋮) で Download Addressable Assets オプションが表示されます。

Cloud Build からホスティングプロバイダーに Addressable コンテンツをコピー

Addressable のビルドが完了したら、Addressable のコンテンツを Cloud Build からホスティングプロバイダーにコピーできます。これは手動で行うことも、ビルド後のスクリプトを使用して行うこともできます。

Addressable コンテンツを手動でコピー

Addressable ビルドを完了したら、その他のメニュー (⋮) から Download Addressables Assets を選択します。 コンテンツをダウンロードしたら、ローカルでビルドする場合と同様に、ホスティングプロバイダーにアップロードできます。

ビルド後のスクリプトで Addressable コンテンツをコピー

Cloud Build は、ビルドの前後にカスタムシェルスクリプトを実行することをサポートしています。ビルド後のスクリプトを作成して、ビルドが正常に完了したときに Addressable コンテンツを自動的にアップロードできます。

ビルド後のスクリプトを有効にするには、以下を行います。

1. Cloud Build の Config ページに移動します。
2. Build Target で、Edit Advanced Options を選択します。
3. Post-Build Script Path フィールドで、 スクリプトへのパスを入力します。

スクリプトを作成するときに、以下のヒントが役立つかもしれません。 * ビルドの Addressable なコンテンツは以下にあります。 $WORKSPACE/.build/last/<BUILD_TARGET_ID>/extra_data/addrs/

* Build Target の Config ページで秘密鍵の環境変数を設定できます。

• [FeatureName] は 2018.3 に追加NewIn20183