Version: 2020.1
言語: 日本語
推奨、デフォルト、およびサポートされているテクスチャ圧縮形式 (プラットフォーム別)
カスタムレンダーテクスチャ

レンダーテクスチャ

Render Texture (レンダーテクスチャ) は、Texture の一種であり、Unity がランタイムに作成、更新するものです。レンダーテクスチャを使用するには、Assets > Create > Render Texture に移動し、新しいレンダーテクスチャを作成し、Camera コンポーネントの Target Texture に割り当てます。その後、通常のテクスチャと同様に、Material で使用することができます。

プロパティ

レンダーテクスチャの Inspector は、Texture Inspector と似ています。

レンダーテクスチャインスペクターは、テクスチャインスペクターとほぼ同じです
レンダーテクスチャインスペクターは、テクスチャインスペクターとほぼ同じです

レンダーテクスチャの Inspector は、リアルタイムで現在のレンダーテクスチャのコンテンツを表示します。これは、レンダーテクスチャを使用するエフェクトの非常に貴重なデバッグツールと言えます。

プロパティ 機能
Dimension レンダーテクスチャの次元 (タイプ)
2D レンダーテクスチャは 2 次元です。
Cube レンダーテクスチャはキューブマップです。
3D レンダーテクスチャは 3 次元です。
Size レンダーテクスチャのサイズ (ピクセル単位)。128 や 256 など、2 の累乗の値のみを入力できます。
Anti-Aliasing アンチエイリアスサンプルの数。None2 samples4 samples8 samples を選択できます。None を選択した場合、Unityはアンチエイリアスを適用しません。
Enable Compatible Color Format このボックスをチェックすると、定義された Color Format がプラットフォームでサポートされていない場合に、互換性のある形式をレンダーテクスチャに適用します。
Color Format レンダーテクスチャのカラー形式
Depth Buffer 深度バッファの形式。No depth bufferAt least 16 bits depth (no stencil)At least 24 bits depth (with stencil) のいずれかを選択できます。ステンシルバッファは汎用バッファで、スクリーンに描画されるピクセルごとに 8 ビットの符号なし整数 (0–255) を格納できます。
Enable Mip Maps このボックスをチェックすると、レンダーテクスチャが ミップマップ を生成します。
Auto generate Mip Maps このボックスをチェックすると、生成されたミップマップに自動的に関連するデータを入力します。これを有効にしない場合は、GenerateMips 関数を使用して手動でミップマップにデータを入れる必要があります。あるいは、さまざまな SetRenderTarget 関数を呼び出すときにレンダリングするミップレベルを選択します。SetRenderTarget 関数の詳細は、Graphics.SetRenderTargetRendering.CommandBuffer.SetRenderTarget を参照してください。
Dynamic Scaling このボックスをチェックすると、動的解像度スケーリング でレンダーテクスチャのサイズを変更できます。これを有効にしないと、レンダーテクスチャは動的解像度の設定にかかわらず同じサイズを維持します。
Wrap Mode テクスチャのラップ方法を制御します。
Repeat テクスチャをタイル化して、繰り返しのパターンを作成します。
Clamp テクスチャのエッジを引き延ばします。これは、画像をオブジェクトにマッピングし、テクスチャをタイル化したくない場合にラッピングのアーティファクトを防ぐのに便利です。
Mirror テクスチャをタイル化して、テクスチャをすべての整数の境界でミラーを行う繰り返しのパターンを作成します。
Mirror Once テクスチャを 1 度ミラーした後、テクスチャを固定します。
Per-axis U 軸V 軸 に異なるラップモードを設定できます。使用可能なオプションは、RepeatClampMirrorMirror Once です。例えば、リフレクションプローブに緯度経度レイアウト (円筒状) 環境マップを使用する場合は、垂直座標 (V 軸) に Clamp を設定し、水平座標 (U 軸) に Repeat を設定すると便利です。
Filter Mode テクスチャのサンプリングが近隣のピクセルを使用する方法を制御します。オプションは以下のとおりです。
Point 最も近いピクセルを使用します。テクスチャをピクセル化して表示します。
Bilinear 最も近い 4 つのテクセルの加重平均を使用します。これにより、拡大するとテクスチャがぼやけるようになります。
Trilinear 最も近い 2 つのミップレベルの加重平均を使用します。これは、バイリニアでフィルタリングされます。これにより、ミップレベル間のソフトな遷移が作成されますが、わずかにぼやけた外観になります。
Aniso Level テクスチャの異方性フィルタリングのレベル。テクスチャを急角度で表示すると、テクスチャの品質が向上します。床、地面、道路などのテクスチャに適しています。

ゲーム内にライブのアリーナカメラを作成するには、以下を行います。

  1. Assets >Create >Render Texture を使って、新しいレンダーテクスチャアセットを作成します。
  2. GameObject > Camera を使って、新しいカメラを作成します。
  3. 新しいカメラの Target Texture にレンダーテクスチャを割り当てます。
  4. GameObject > 3D Object > Cube を使用して、新しい3D キューブを作成します。
  5. レンダーテクスチャをキューブ上にドラッグして、レンダーテクスチャを使用するマテリアルを作成します。
  6. 再生モードに切り替え、キューブのテクスチャが新しいカメラの出力に基づいてリアルタイムで更新されることを確認します。
レンダーテクスチャは上記のように設定されます
レンダーテクスチャは上記のように設定されます

  • 2019–04–11 修正されたページ

  • Render Texture インスペクターは Unity 2017.2 で変更

  • Ability to apply すべての GPU 形式をレンダーテクスチャに適用する機能は Unity 2019.1 で追加

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