PSD Importer の概要
PSD Importer は、Adobe Photoshop の .psb ファイルを Unity にインポートし、インポートしたソースファイルに基づいてスプライトの プレハブ を生成する アセットインポーター です。.psb ファイル形式は、より一般的な Adobe .psd 形式 と機能は同じですが、.psd 形式よりもはるかに大きな画像 (任意の寸法で最大 300,000 ピクセル) をサポートします。既存のアートワークを .psd 形式から .psb 形式に変換するには、Adobe Photoshop で開き .psb ファイルとして保存します。
PSD Importer で .psb ファイルをインポートすると、モザイク (インポートしたレイヤーからスプライトシートを自動生成する) や キャラクターリグ (キャラクターのスプライトをソースファイルの配置どおりに再構成する) といった機能を利用できるようになります。
PSD Importer で現在サポートされている テクスチャモード は、Default と Sprite の 2 つのみです。
PSD Importer パッケージの各バージョンは、それぞれ以下の Unity バージョンでサポートされています。
パッケージのバージョン | Unity エディターのバージョン |
---|---|
9.x.x | 2023.1 |
8.x.x | 2022.2 |
7.x.x | 2022.1 |
6.x.x | 2021.2 または 2021.3 |
5.x.x | 2020.2 または 2020.3 |
.psd ファイルのサポート
デフォルトでは、.psd ファイルのインポートにはテクスチャインポーターを使用します。PSD Importer を使用して .psd ファイルをインポートする場合は、.psd ファイルを選択し、Importer ドロップダウンをクリックして、UnityEditor.U2D.PSD.PSDImporter を選択します。
Importer ドロップダウン。
インポーターの選択を自動化する方法については、PSD ファイルのインポーターのオーバーライド のセクションを参照してください。
サポート/非サポートの Photoshop エフェクト
PSD Importer を使用して .psb ファイルを Unity にインポートすると、インポートした .psb ファイルの画像データおよびレイヤーデータに基づいて、スプライトのプレハブが生成されます。インポーターが確実にファイルを正しくインポートできるように、PSD および PSB ファイルの互換性 を有効にして Photoshop ファイルを保存するようにします。
PSD Importer は、Photoshop のレイヤーやビジュアルエフェクト、機能のすべてをサポートしているわけではありません。PSD Importer は、スプライトとプレハブを生成する際に、以下の Photoshop のレイヤープロパティとビジュアルエフェクトを無視します。
- チャンネル
- ブレンドモード
- レイヤーの不透明度
- エフェクト
生成されたスプライトにビジュアルエフェクトを追加する場合は、Sprite エディターの Secondary Textures (補助的なテクスチャ) モジュールを使用して、スプライトにテクスチャを追加できます。シェーダーはこの補助的なテクスチャをサンプリングして、スプライトに法線マッピングなどの追加のエフェクトを適用できます。詳細については、Sprite Editor: Secondary Textures のドキュメントを参照してください。