Version: 2020.1
言語: 日本語
複合セレクター
USS プロパティタイプ

疑似クラス

擬似クラスは、セレクターのスコープを狭め、要素が特定の状態になったときにのみ一致するようにします。

Append a pseudo-class to a simple selector to match specific elements when they are in a specific state. For example, the following USS rule uses the :hover pseudo-class to change the color of Button elements when a user hovers the pointer over them.

Button:hover {
    background-color: palegreen;
}

適用される疑似クラス

下の表は、Unity がサポートする疑似クラスの一覧です。疑似クラスを拡張したり、カスタムのクラスを作成することはできません。

疑似クラス 要素に一致する状態
:hover カーソルを要素の上に置く
:active ユーザーがエレメントと相互作用する
:inactive ユーザーが要素との相互作用を停止する
:focus 要素にフォーカスがある
:selected 該当なし。Unity はこの疑似状態を使用しません。
:disabled 要素を enabled == false に設定する
:enabled 要素を enabled == true に設定する
:checked 要素はトグル要素であり、オンに切り替える
:root 要素はルート要素 (ビジュアルツリーの最上位要素)

疑似クラスの連鎖

疑似クラスを連鎖させることで、複数の同時進行の状態に同じスタイルを適用することができます。例えば、次の USS ルールでは、:checked:hover 擬似クラスを連鎖させて、ユーザーがポインターを重ねると、チェックされた Toggle 要素の色を変更します。

Toggle:checked:hover {
  background-color: yellow;
}

When the toggle is checked, but the pointer is not hovering over it, the selector no longer matches.

ルート疑似クラス

The :root pseudo class matches the highest element in a visual tree. It is slightly different from other supported pseudo-classes because you use it by itself to define default styles for the elements the style sheet affects.

例えば、以下の USS ルールでは、デフォルトのフォントを設定します。より具体的なスタイルルールからフォントを取得していない要素は、そのフォントを使用します。

:root {
  -unity-font: url("../Resources/fonts/OpenSans-Regular.ttf");
}

:root セレクターの一般的な使い方は、“グローバル” 変数 (カスタムプロパティ) を宣言し、他のスタイルルールが特定の値の代わりに使用できるようにすることです。


複合セレクター
USS プロパティタイプ
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