Version: 2020.3
言語: 日本語
スプライトパッカーモード
スプライトパッカー

スプライトアトラス バージョン 2 (実験版)

現在のスプライトアトラスは、テクスチャ (スプライトやテクスチャ内のスプライト、およびフォルダー内のスプライトからの) をアトラステクスチャにパックします。再生モードに入るときや、プレイヤーやアセットバンドルをビルドするときに、これらのテクスチャをパックします。

パッキングの動作を設定するには、Edit > Project Settings > Editor > Sprite Packer と移動し、Mode のドロップダウンメニューからオプションを選択します。


Sprite Packer Mode を Sprite Atlas V2 Experimental に設定

AssetDatabase V1 は、依存関係を持つことができず、名前付きオブジェクトに対する Importer のサポートもありません。そこで Unity は、独自の仕組みでスプライトアトラスをパックし、テクスチャとレンダーデータの出力データを Library/AtlasCache フォルダーに保存します。

ただし、スプライトアトラスの V1 では、キャッシュサーバー をサポートしていません。Unity がキャッシュできるのは、Library フォルダーに保存された Artifact (インポート処理で生成されたデータ) のみです。また、インポーター を使用していないため、現在のシステムでは、AssetDatabase V2 (ADBV2) で公開されている機能のうち、キャッシュサーバーのサポートなど、一部を使用できません。

V2 実験システムは、以下の基準で開発されています。

  1. キャッシュサーバーおよびその他の ADBV2 機能をサポートするインポーターの ワークフローを使用します。

  2. スプライトアトラスランタイムオブジェクトに変更はありません。

  3. 現行のスプライトアトラスからスプライトアトラス V2 への移行パスを確保します。

  4. UX のワークフローに大きな変更はありません。

スプライトアトラス V2 の Inspector のプロパティ

以下の点を除き、Inspector のプロパティや設定にはスプライトアトラス V1 から変更はありません。

  1. Objects for Packing に直接フォルダーをドラッグして、スプライトアトラス V2 にパックするコンテンツを加えることはできませんが、スプライトやテクスチャをウィンドウに直接ドラッグすることはサポートされています。

  2. Inspector の下部に、インポートしたスプライトアトラスオブジェクトが表示されます。


更新された Inspector プロパティ

実験的な Sprite Atlas V2 モードを有効にするには、Edit > Project Settings > Sprite Packer に移動し、Mode のドロップダウンメニューを開き、Sprite Atlas V2 (Experimental) - Enabled を選択します。

実験的に開発された Sprite Atlas V2 を有効にすると、以下のようになります。

  1. アセットメニュー (Assets > Create > Sprite Atlas) でスプライトアトラスを作成すると、デフォルトのモードになります。

  2. Unity は、既存の Sprite Atlas V1 アセットをすべて Sprite Atlas V2 に自動的に移行します。

自動以降のため、スプライトアトラス V2 を有効にする前に、V1 のスプライトアトラスをバックアップしてください。V2 に変換されたアセットは V1 との互換性がなく、元に戻すことはできません。

スクリプトによるスプライトアトラス V2 の編集は現在サポートされていません。


  • Sprite Atlas V2 実験版は2020.1 で追加NewIn20201
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