URP でボリュームを設定する

シーンでボリュームを設定するには、プロジェクトのデフォルトのボリュームを設定するか、新しいカスタムのボリュームを追加します。詳細は、以下のセクションを参照してください。

• デフォルトのボリュームを設定する
• ボリュームを追加する

デフォルトのボリュームを設定する

すべての URP シーンで使用するデフォルトのグローバルボリュームを設定できます。

デフォルトのボリュームを設定する

デフォルトのボリュームを設定するには、Project Settings > Graphics > URP > Default Volume Profile に移動します。

デフォルトでは、デフォルトのボリュームは DefaultVolumeProfile というボリュームプロファイルを参照します。DefaultVolumeProfile は、使用可能なすべてのボリュームオーバーライドをリストします。プロパティは変更できますが、ボリュームオーバーライドを無効にしたり、削除したりすることはできません。プロパティ変更の詳細は、ボリュームオーバーライド を参照してください。

独自のボリュームプロファイルを割り当てることができます。

ボリュームプロファイルを削除すると、DefaultVolumeProfile の再割り当てが自動で行われます。

品質レベルのグローバルボリュームを設定する

品質レベルのグローバルボリュームを設定するには、以下の手順に従います。

1. Project Settings > Quality に移動して、品質レベルを選択します。
2. Rendering > Render Pipeline Asset に移動して、URP アセットを開きます。
3. URP アセットの Inspector ウィンドウで、Volumes に移動します。

ボリュームオーバーライドを追加または削除して、プロパティを編集できます。ボリュームオーバーライドとプロパティの変更の詳細は、ボリュームオーバーライド を参照してください。

ボリュームを追加する

シーンにボリュームを追加して、ボリュームプロファイルを編集するには、以下の手順に従います。

1. GameObject > Volume に移動して、ゲームオブジェクトを選択します。
2. シーン または 階層 ビューで新しいゲームオブジェクトを選択して、Inspector に表示します。
3. Volume コンポーネントで、ボリュームプロファイルアセットを割り当てます。新しいボリュームプロファイルを作成するには、New を選択します。

ボリュームプロファイルに含まれるボリュームオーバーライドのリストが、ボリュームプロファイルアセットの下に表示されます。ボリュームオーバーライドを追加または削除して、プロパティを編集できます。ボリュームオーバーライドとプロパティの変更の詳細は、ボリュームオーバーライド を参照してください。

例ローカルのポストプロセスエフェクトを作成する

以下の例では、ローカルのボックスボリューム使用して、位置ベースのポストプロセスエフェクトを実装する方法について説明します。

1. GameObject > Volume > Box Volume に移動して、シーン内に新しいボックスボリュームを作成します。

2. Box Volume を選択します。Inspector の Volume コンポーネントで New を選択します。

   Unity が新しいボリュームプロファイルを作成します。

3. Add Override を選択して、ポストプロセスエフェクトを選択します。

4. ローカルのポストプロセスエフェクトを適用するボリュームにコライダーが位置するように、Box Collider コンポーネントで Size プロパティと Center プロパティを調整します。

5. Box Collider コンポーネントで Is Trigger が有効になっていることを確認します。

6. シーン内に他の Volume コンポーネントがある場合は、この Volume からのボリュームオーバーライドが他の Volume のボリュームオーバーライドより優先されるように、Priority プロパティの値を変更します。

これで、カメラがゲームオブジェクトのコライダーの境界内にあるときには、URP でこの Volume コンポーネントからのボリュームオーバーライドが使用されるようになります。