再生モードは Unity のコア機能の 1 つです。ツールバーの再生 ボタンを使用し、エディター内で直接プロジェクトを再生モードで実行できます。再生モードに入ると、ビルドと同じようにプロジェクトが開始、実行されます。再生モード中にエディターで行った変更は、再生モードを終了するとリセットされます。
エディターで再生モードに入ると、Unity は、ビルドと同じようにプロジェクトをエディターで開始するために、2 つの重要なアクションを実行します。
これら 2 つのアクションの実行には時間がかかり、スクリプトやシーンが複雑になるほど時間がかかります。
ゲームやアプリケーションを開発するとき、再生モードの開始と終了がすばやくできる機能は重要な要素です。再生モードの開始と終了がすばやくできるほど、変更とそのテストに使う時間を短縮できます。
開発中のイテレーションを短時間で行うことが重要です。シーンとスクリプトの状態をリセットする時間が障害になる場合があるため、Unity では再生モードを開始するときに行う内容を設定する機能を提供しています。ドメインリロードとシーンリロードのアクションを無効にするオプションがあります。この 2 つのオプションは、Configurable Enter Play Mode 機能によって提供されます。
以下の図は Reload Domain と Reload Scene 設定を無効にした場合の影響を示しています。
再生モードに入るときに開始する処理は、Project Settings ウィンドウの Editor セクションの Enter Play Mode Settings で設定できます。
再生モードにすばやく入るには、When entering play mode ドロップダウンからドメインリロードとシーンリロードを無効にします。このオプションは、両方を無効にすることも、1 つだけ無効にすることも、どちらも無効にしないこともできます。