Version: Unity 6.0 (6000.0)
言語 : 日本語
URP のポストプロセスボリュームオーバーライドのリファレンス
URP のチャンネルミキサーボリュームオーバーライドのリファレンス

URP のブルームボリュームオーバーライドのリファレンス

Bloom エフェクトをオフにしたシーン。
Bloom エフェクトをオフにしたシーン。
Bloom エフェクトをオンにしたシーン。
Bloom エフェクトをオンにしたシーン。

Bloom (ブルーム) エフェクトは画像内の明るいエリアの境界線から延びる、光の縁を作成します。これにより、極度に明るい光がカメラを圧倒するような印象を生み出すことができます。

また、Bloom エフェクトには Lens Dirt 機能があります。この機能を使用すると、汚れやちりの全画面のレイヤーを適用して Bloom エフェクトを散乱させることができます。

Properties

Bloom

Property 説明
Threshold URP が Bloom を適用するガンマ空間の明度の値を設定します。URP は、明度がこの値よりも低いシーン内のピクセルには Bloom を適用しません。最小値は 0 で、何もフィルタリングされません。初期値は 0.9 です。最大値はありません。
Intensity Bloom フィルターの強度を 0 から 1 の範囲で設定します。デフォルトは 0 で、Bloom エフェクトは無効です。
Scatter Bloom エフェクトの半径を 0 から 1 の範囲で設定します。値が大きいほど半径が大きくなります。初期値は 0.7 です。
Tint Bloom エフェクトの色をカラーピッカーで選択します。
Clamp Unity が Bloom の計算に使用する最大強度を設定します。シーン内のピクセルの強度がこれより大きい場合、URP はこれらのピクセルを現在の強度でレンダリングしますが、Bloom の計算にはこの強度の値を使用します。初期値は 65472 です。
High Quality Filtering このプロパティを有効にすると、バイキュービックフィルタリングの代わりに高品質サンプリングとバイリニアフィルタリングを使用できます。これにより、ちらつきが減少し全体的な滑らかさが向上しますが、リソースの消費が大きくなるためパフォーマンスに影響する可能性があります。

ブルームでパフォーマンスの問題が発生した場合は、このプロパティを無効にして、特にローエンドのハードウェアとプラットフォームでのパフォーマンスを大幅に向上させます。
Downscale エフェクトの初期解像度スケールを設定します。この値が低いほど、最初のブラーエフェクトが消費するシステムリソースが少なくなります。

最高のパフォーマンスを得るには、この値を Quarter に設定すると、ブルームの初期リソースコストを大幅に削減できます。
Max Iterations レンダリングされる画像のサイズによって、イテレーションの回数が決まります。この設定を使用して、イテレーションの最大数を定義します。この値を大きくすると処理の負荷が軽減され、特に高 DPI スクリーンのモバイルデバイスでパフォーマンスが向上します。デフォルトの値は 6 です。

Lens Dirt

Property 説明
テクスチャ レンズに汚れやちりの効果を適用するためのテクスチャを割り当てます。

ブルームでパフォーマンスに問題がある場合は、Lens Dirt メモリ使用量を減らすために、低解像度のテクスチャを使用してください。
Intensity Lens Dirt エフェクトの強度を設定します。
URP のポストプロセスボリュームオーバーライドのリファレンス
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