ミップマップストリーミングの分析

シーン ビューには Debug Draw Mode があり、シーン内の ミップマップストリーミング の可視化とデバッグに役立ちます。有効にするには、以下のステップに従います。

1. シーンビューのビューオプションオーバーレイ で Debug Draw Mode を選択します。
2. Texture Mipmap Streaming を選択します。

Debug Draw Mode は、ゲームオブジェクトを以下のように色分けします。

• テクスチャが使用するミップマップレベルが少ない場合は緑。
• ミップマップストリーミングにすべてのミップマップレベルをロードする十分なリソースがないことが原因で、テクスチャが使用するミップマップレベルが少なくなっている場合は赤。
• ミップマップストリーミングを使用しないテクスチャや、ミップマップレベルを計算するレンダラーがない場合は青。

注意MainTexture API を使用してメインテクスチャを設定すると、 Debug Draw Mode でテクスチャは表示されません。

スクリプタブルレンダーパイプラインを使用するプロジェクトの場合は、代わりに以下を使用してミップマップストリーミングを分析してください。

• URP の Rendering Debugger
• HDRP の Rendering Debugger

スクリプトによるミップマップストリーミング情報の取得

テクスチャメモリに関する情報を取得するには、以下のプロパティを使用します。

• Texture.currentTextureMemory
• Texture.desiredTextureMemory
• Texture.totalTextureMemory
• Texture.targetTextureMemory
• Texture.nonStreamingTextureMemory

ミップマップストリーミングシステムの影響を受けるテクスチャやレンダラーの数に関する情報を取得するには、以下のプロパティを使用します。

• Texture.streamingMipmapUploadCount
• Texture.nonStreamingTextureCount
• Texture.streamingTextureCount
• Texture.streamingRendererCount

テクスチャのミップマップレベルに関する情報を取得するには、以下のプロパティを使用します。

• Texture2D.desiredMipmapLevel
• Texture2D.loadingMipmapLevel
• Texture2D.loadedMipmapLevel